絵の書き方と漫画の描き方

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絵の描き方

「絵を描けない人・描かない人=ものをよく見ない人」だと思っています。絵を描く事で一番重要なのは、描くものをよく見るという事だと思います。

step1

人間を見れば 丸(輪郭)を書いて 目 鼻 口を 点でちょんちょんと描けば、それは、「人間」の形をしたものです。(顔)

step2

ステップアップするには バランスです。目と鼻と口のバランス(位置関係)。 この位置関係をインプットする事で、より実物に近いものになります。 美人の目鼻立ちの位置関係があるように、特徴のある顔立ちを描きやすくなります。ちなみに、絵が上手い人は化粧も上手いので、美人の顔の位置関係をよく把握しておれば 非常に化粧映えをする顔が簡単に出来ます。
 

 多分、美人を目指したい人は、メイクアップ動画を見るより、
絵を学んだほうが早いと思います。
(私自身普通の顔ですが、化粧をすると非常に美人と言われます。それから、ケバいと言われたことはなく、好きなタイミングで流行りの顔のメイクを メイク画像を見ないでも、彫刻に色を塗るのと一緒で作り上げる事が出来ます。)

step3

さらに、細かく描き込む。 細かく描き込むことによって、実物との位置関係がしっかりしてきます。ここにあると思っていたシワが隣のシワとぶつかってしまった、とかそこで、位置関係を時間を使い細かく修正してゆく事が可能です。出来上がったものを見てゆくと、それっぽくなっています。

まずこれはスケッチの手順ですね。まとめ 「よく見る事。」

 

トレース・模写

トレース

トレースとは:紙の下に実物の絵を置いてなぞる事。

自分の描きたい絵・好きな絵をトレースするのも良い事です。
 トレースすることによって 位置関係を覚える事が出来ます。ただ、トレースとはコピーですので、同じ向きの顔を手で覚えるまで描き続けなければ覚えません。

良い点:バランス位置関係を悩む事なく なぞるだけなので、スポーツ感覚で描く事ができる。

悪い点:応用が効きにくい、同じ角度の絵になりがち。

模写

模写とは:ある絵を見ながら自分で実際絵を描く事。

模写、顔や体の位置関係を 頭と手を使って描き表すトレーニングです。
ここで重要なのは、トレースと違って手だけでなぞる作業をしていたのが主線がないことによって、自分で線を作り出すことを考えるという作業が加わってきます。 だから、「見ること」がとても大事になります。

良い点:空想能力がつくので、何も資料がなくてもなんとなく絵がかけるようになる。

悪い点:何となく絵は描けるが、”360度アングル”のどこからの角度でも物体が描けるというところまで達していないので、描きたい構図(アングル)が描けなかったりする。

絵柄は大体ここらあたりの画力があれば漫画家になれるでしょう。実際描けてない人が多い上 同じ向き同じカットを 演出や表情でつないで、漫画を描いている。「スネ夫くんみたいな、”360度アングル髪の毛左側に流れてる”」 

漫画家志望の人で絵にばっかり力を入れている人がいますが、絵はあくまで飾りです。(綺麗に越したことはないですけど・・・。)

漫画家に必要なのは、まず絵云々よりも大衆に受けるシナリオ能力と見せ方!演出力 わかりやすさ その次に ”何となく描けてる絵”そして絵を描く速さ 必要以外のもの書かない時短の能力 です。

絵が描けない=絵に興味がない 人たちからしたら、何となく絵が描けてる人は=絵が上手い 人と評価されます。

絵が上手い=漫画家になれば・・ってなる感じです。

けれど、実際漫画家で本当に絵が上手い人はほんの一握りで、男性漫画家は空間をきちんとかいけている人が多いので絵が上手い人がわりかし多いと思います。(絵を見ていて気持ちいいですね)

ただやはり、世の中の全国数値で絵の描ける人描けない人でしたら描けない人よりの評価が多数派になるので、何となく描けてる絵で漫画はいいのです。

私は絵を描くのが昔から好きなので、少女漫画を見ていると、内容よりも目の大きさに違和感を感じて気持ち悪くなってしまってシナリオが入ってこなかったり、構図的におかしい手と足のバランスだとそっちが気になって漫画が読めなくなる人でした。漫画家でもごまかしが上手い人がいます、後漫画絵として完結している人、の作品とかは読めるのですが。

ちなみに模写に関しては、こちらのブログでかなり熱く語られているらしいので興味があればご覧あれ!

 

3Dで絵を考える

3Dを見て 絵を想像して描く。こちらができれば、怖いものなし、ですけれども、こちらは、画力というよりも本当に観察能力が必要です。実物を本当によく見ていれば、意識しないでも描けるのですけれども、漫画自体クリエイトされたキャラクターですから実物がないので、”360度”のキャラクターを描くのには やはり、漫画的”360度”を自己完結で描くのが一番効率的ですよね。

ちなみに、私は、仕事の仲間とか、旦那とかよく見るものよく目に入るものが頭の中に無意識に入っていて、いざ絵を描くと当人に似てしまう事があります。それが異性だと”この絵僕に似てない?僕のこと好きなの?”と勘違いされることもありました。

違うんです!そういう能力なのです・・・。と言いたい。(特徴ある人だともはや1回見ただけで似顔絵が描ける。)

余談:ある日、父のお店で店番している時に「これ重要だからお父さんに渡しておいて」と近所の人に頼まれた事があります。そのまま封筒を渡し、父に伝えたら。
「誰から渡されたの?」と言われました。さっと来てそれだけ言って帰られたので、顔しか覚えておらず、名前を聞いてませんでした。「名前も聞かないなんてお前はなんて常識のない!」と父に怒られました。そこで私は、ちょっと待って「絵描くから!」と言ってそこらへんのメモ用紙にペンで絵を描いてる間父は「そんなので分かるわけない!」とずっと怒ってました。30秒ほどで軽く描いたのを見せると

父「あっ 寿司屋のおばちゃんだ!」と言ってその封筒を持っておばちゃんのところにかけて行きました。という感じの特技・・・を習得。
被害にあったりして犯人の顔とか見たら似顔絵かける自分がいる・・・。と思いました。(この能力現在あまり役には立っていない。)

現在趣味で描いている縦漫画も登場人物が日に日に旦那に似てくる。カオス・・。けれども、自分で自分の絵が上手いとは思っていません。描きたいものが書けてないとはっきり自覚しているからです。年々酷くなる一方だなと感じております。自分の描きたい満足のゆく境地に登り詰める事が生きる活力だったりする。あれがダメこれがダメと思いつつ失敗作を載せ続ける私。

でもやはり漫画を描くには資料が必要なので、きちんと資料集めをしましょう。人気漫画のるろうに剣心とかの資料になった場所が本当にあるのは、資料があると漫画の進みが早いからですね。人気アニメやゲーム漫画には大概メインになった場所があるものです。

そして、3DソフトBlender やSweethomeに手をつけ出した始めた私。(もはや自己満漫画の領域)

漫画の書き方は語れないよ。

正直ここに関しては私は非常に未熟者です。その証拠に私は一度も漫画の賞に入賞したことはありません。漫画のルールをガチ無視しているからだと思います。

例えば
  • 漫画っぽい絵が嫌い。
  • メッセージ性のない漫画は描いても意味がない。
  • 読者を”考える能力がある人または、そうなりたい人のみ”を対象にしている。(読者を馬鹿にしたくないという考えから。)だからよく、「わからない」という感想が書かれる。一方私は「んじゃ、読まなくていいよ、ただだし。」と考えているから。売れるわけがない。(漫画商業で一番やっちゃいけないやつ)
  • 見えるものを全部描いてしまう、省略する能力が欠けている。
  • 単に演出力・表現力の不足。

それでも、自分の描きたい自由なやり方が好きなので、自分の描き方でしか語る事ができません。その日が来るのは知名度が上がってからになりますね・・・・上がればの話(それは奇跡が起こる話!)

 参考書籍で紹介した。「CLIP STUDIO PAINTで漫画を描く 少年・少女&タテ読み漫画を完全解説」漫画家志望の方はこちらの書籍こちらが、一番良い教材かと思います。きちんとルールを明確に書かれてましたし、少年漫画・少女漫画・タテ漫画に必要なポイントがきちんと描かれています。

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